たとえば、朝。ごはんを炊く、顔を洗う、シャワーを浴びる、トイレに行く・・・何気ない風景ですが、そこには共通して「水」があります。
いつでもきれいな水が不自由なく使えて、使い終わった水はきちんと処理されて海に還る。
当たり前に感じるかもしれませんが、世界規模で見ると、実はとても幸せなことでもあるのです。
いつもと変わらない、水のある日常生活をものづくりとサービスで支えること。わたしたちの使命のひとつです。

お米や野菜の栽培に水が必要なことはもちろんですが、工場でさまざまな製品を製造する際にもたくさんの水が使用されています。
原料用、洗浄用、冷却用、空調用、ボイラー用など、一日に使用される工業用水は東京ドーム約100杯分ともいわれます。
そんな大量な水を用途に合わせて処理したり、排水を再利用できるように再生したりと、農業や工業など産業分野でも、わたしたちの水処理技術が活かされています。

家庭や工場で使用した水を再生して海や川に還したり、
廃棄物を適正に処理して自然環境に影響を及ぼさないように管理することもわたしたちの大切な使命です。
地球上にある約14億km³の水のうち、利用可能な水はわずか0.01％。
つまり、きれいな水を自然に還すことは、地球環境を守るだけでなく、わたしたちがこれからも水の恩恵を受け続けるためにも欠かせないことなのです。