最終処分場浸出水処理施設

除去対象物質に適した処理を提案・実現

最終処分場で発生する浸出水は、廃棄物の種類や埋立方法等により処理方法が異なります。当社の浸出水処理施設は、各々の廃棄物に合わせた最適な処理方法をご提案し、安全・安心な処理を実現します。

最終処分場浸出水処理施設プラント建設についてご説明したカタログです。

当社における最終処分場浸出水処理施設 プラント建設の特長

し尿処理施設やごみ焼却施設で発生した焼却灰や一般廃棄物、工場で発生した産業廃棄物、リサイクル施設で発生したリサイクル残渣等、最終処分場で処理する多様な除去対象物質の特性を見極め、最適な設備を組み合わせて浸出水プラントを建設します。

最終処分場浸出水処理 プロセス例

接触曝気による生物学的硝化脱窒と高度処理を組み合わせた「接触曝気法」、浸出水中の有害物質を膜分離設備を用いて除去する「凝集膜法」、電気透析法による脱塩処理を取り入れた「脱塩処理法」、海面埋立において廃棄物投入で水位上昇した分の余水を処理する「余水処理」、浸出水を循環させ、無放流により周辺環境に影響を与えない「クローズドシステム」等、多様かつ安心な処理プロセスを導入することが可能です。

接触曝気法

接触曝気による生物学的硝化脱窒と高度処理を組み合わせたプロセス

特長

  1. 1炭酸ソーダ(カルシウム除去剤)を注入して、浸出水中のカルシウムイオンを炭酸カルシウムとして除去し、後段設備でのスケーリングを防止します。
  2. 2生物処理プロセス(硝化、脱窒)には、負荷変動に対して安定性のある接触曝気を採用しています。
  3. 3生物処理後に、凝集沈殿、砂ろ過、活性炭吸着設備を設け、SS、COD、色度成分などを除去します。
  4. 4万一の場合に備えてキレート樹脂吸着塔を設置しているため、重金属への対応は万全です。

最終処分場浸出水処理施設プラント建設の「接触曝気法」についてご説明したカタログです。

凝集膜法

浸出水中の有害物質を膜分離設備を用いて除去するプロセス

特長

  1. 1生物処理後の浸出水中に残留するSS、CODおよびSSに付着するダイオキシン類を膜分離設備を用いて除去します。
  2. 2砂ろ過設備が不要となるため、設備構成が簡略化できます。

最終処分場浸出水処理施設プラント建設の「凝集膜法」についてご説明したカタログです。

脱塩処理法

電気透析法による脱塩処理を取り入れたプロセス

特長

  1. 1第1凝集沈殿設備で浸出水中のカルシウムを除去し、カルシウムスケール問題を回避します。特に脱塩設備ではスケーリングの問題は性能に大きく影響しますので、カルシウムの除去は重要な操作となります。
  2. 2生物処理、凝集沈殿処理、砂ろ過、活性炭処理により、SS、BOD、CODを除去します。
  3. 3電気透析法により浸出水中の塩類を除去します。高濃度の塩を放流できない場合に適しています。

最終処分場浸出水処理施設プラント建設の「脱塩処理法」についてご説明したカタログです。

余水処理

海面埋立において、廃棄物投入により水位上昇した分の余水を効率よく処理するプロセス

特長

  1. 1流入水に含まれる底泥や鉄は、生物処理の前段に設けた沈殿槽で除去します。
  2. 2生物処理プロセス(接触曝気法)は接触酸化槽で構成されています。埋立進行に伴うBOD濃度の上昇に対して容易に対応できます。
  3. 3生物処理後の浸出水は、凝集沈殿設備、高濃度処理設備へ導かれ、CODを10mg/ℓ以下にして放流されます。放流水のCODは、UV計により常時監視されます。

最終処分場浸出水処理施設プラント建設の「余水処理」についてご説明したカタログです。

クローズドシステム

浸出水循環システム

特長

  1. 1周辺環境への影響に配慮したクローズドシステム。
  2. 2埋立ごみを洗浄して廃棄物を早期安定化。
  3. 3使用した水は浄化処理し場内循環利用・無放流。

最終処分場浸出水処理施設プラント建設の「クローズドシステム」についてご説明したカタログです。

浸出水処理施設のプラント建設は累計100件以上の納入実績があり、多様な廃棄物の最適な処理方法を分析してきたノウハウがございます。
最終処分場浸出水処理施設について、ご検討や情報収集を進めておられましたら、経験豊富なスタッフがお客様の状況を丁寧にヒアリングしご相談にお乗りします。お気軽にご相談ください。

最終処分場浸出水処理施設プラント建設についてご説明したカタログです。