
「エアロインパクト」で容易な運転管理と安定運転
A社様の活性汚泥処理は主に3つの課題を抱えていました。
- 負荷変動時にバルキングが発生し、処理水質が悪化する
- 沈殿槽の濃縮度が一定でなく曝気槽MLSS管理が煩雑
- 曝気槽での処理不足油分が放流水に含まれてしまう
そこで住友重機械エンバイロメントは、曝気槽に高効率流動床式生物膜担体処理(MBBR)「エアロインパクト」を提案。
導入することでバルキングの発生が完全になくなり、また返送汚泥も不要になり運転管理の手間が低減されました。凝集処理を行うことで油分も一定値以下になり、問題を解決しました。
- 負荷変動時にバルキングが発生し、処理水質が悪化
- 沈殿槽の濃縮度が一定でなく
曝気槽MLSS管理が煩雑 - 曝気槽での処理不足油分が放流水に含まれてしまう
- 一定量の微生物を担体で保持することで、負荷変動時にも汚泥負荷を一定値以下に保持することでバルキングの発生が皆無に
- 返送汚泥が不要になり運転管理の手間を低減
- 油分の設計値以上の流入があった場合でも、生物処理後に凝集処理を行うことで、生物処理で処理が不十分であった油分を除去。
流動床式生物膜担体処理「エアロインパクト」の導入
担体に付着した生物膜により処理を行う流動床式生物膜担体処理法(MBBR:Moving Bed Biofilm Reactor)は高負荷の運転が可能であり、固液分離も水面積負荷を高く設計することができます。
設備の省スペース化の実現と、活性汚泥の管理が不要なことから維持管理作業を最小化したいというご要望にもお応えします。


<水処理の改善事例>
エアロインパクトには「省スペース」「維持管理コスト削減」「処理機能強化」などの特徴があります。
導入のイメージと効果をご紹介します。

嫌気性処理システムを導入してエネルギー回収と廃棄物コスト削減
B社様の活性汚泥処理は主に3つの課題を抱えていました。
- 負荷変動時に、処理水質が悪化する
- 汚泥の量が多く、汚泥発生処分に費用がかかる
- 処理工程の中で脱炭素対策を行いたい
そこで住友重機械エンバイロメントは、高濃度廃水を総合廃水から分離し、嫌気性排水処理することをご提案。嫌気性排水処理システムを導入することでバルキングの発生が完全になくなり、汚泥および処理費用を削減、またメタンガスで蒸気を生成することで燃料費の削減も可能になりました。
- 負荷変動時にバルキングが発生し、処理水質が悪化
- 活性汚泥の汚泥発生処分に費用がかかる
- 水処理でも脱炭素対策を行いたい
- 嫌気性排水処理によりピークカットを行うことで、好気性排水処理での負荷変動幅が縮小してバルキングの発生が皆無に
- 前段嫌気性排水処理で有機性物質を除去することで、好気性排水処理での汚泥発生量を削減
- 嫌気性排水処理で発生するメタンガスを燃料とすることで、化石燃料の使用量を削減
高効率嫌気性排水処理システム「バイオインパクト」の導入
高効率嫌気性排水処理システム「バイオインパクト」は、酸素の無い嫌気性状態下で嫌気性微生物群の作用によって廃液中の有機性物質をメタンガスと炭酸ガスに分解します。好気性処理と比べて曝気が不要なため電力量を低減することが可能です。発生するメタンガス(バイオガス)は電力や蒸気等のエネルギーとして回収することで創エネルギーによる脱炭素への取組みに寄与します。また汚泥発生量の大幅な削減も可能です。


<廃棄物削減・エネルギー回収・再資源化 事例>
従来、原水のうち高濃度廃水を処理または、廃棄物として排出していたところ、嫌気性処理システムを導入して有機性物質を除去し、好気性排水処理への負荷を軽減することで、バルキング発生がなくなり、余剰汚泥発生量(食品廃棄物)が減少します。さらに嫌気性排水処理で発生したメタンガスの活用も可能です。


住友重機械エンバイロメントは、食品・飲料業種における水処理に豊富な実績を有しています。
ご検討や情報収集を進めておられましたら、経験豊富なスタッフがお客様の状況を丁寧にヒアリングしご相談にお乗りします。お気軽にご相談ください。